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人はなぜ血液型で性格を判断してしまうのか

血液型のイラスト「A型・B型・O型・AB型」

どうも、ブログテーマ絶賛迷走中のペコケンです。

 

今回は心理学系のお話です。(笑)

 

皆さん、血液型で他人の性格を判断しますか?例えば

 

「あの子はA型だから几帳面だよねー」とか

 

「AB型の人は二重人格だ」とか、僕の周りでもよく聞きます。

 

 

しかし、血液型と人の性格の関係を証明する科学的証拠は一切存在していません。また、実際に血液型毎の性格を調べた調査でも、血液型毎に性格が異なっていないことが示されています。(松井、1991)

 

 

では、なぜ人は血液型と性格に関係があるように感じてしまうのでしょうか。今回は、そのからくりを心理学的な側面から解説します。

 

 

 

 

<人はイメージと合致した物事を記憶しやすい>

このような実験があります。

 

被験者はある女性が女性の誕生日を夫と自宅祝っているところを撮影したビデオを見せられ、その後ビデオに映っていたものについて記憶テストをします。(Cohen,1981)

 

実験参加者の半数はビデオを見る前に女性の職業を「ウェイトレス」、もう半分は「図書館司書」であると伝えられます。

 

また、ビデオの中には「ウェイトレス」のイメージに合致するもの(ビールを飲む、テレビがついているなど)と「図書館司書」イメージに合致するもの(本棚、ピアノを弾くなど)が半数ずつ映っていました。

 

被験者は、ビデオを見た後に映っていたものと、実際に映っていなかったもののリストから、実際に映っていたものだけを選ぶように指示されます。

 

すると、被験者はビデオに映っていたものの中で女性の職業のイメージに一致しているものをよく思い出す傾向が見られました

 

これはつまり、その人に対するイメージに一致したものをよく覚えていたということになります

 

 

このように、人はある人物の血液型を知ると、その人の行動や考え方の中で血液型の特徴(例えば、A型の人は几帳面)と一致している行動や考え方を記憶し、一致していない行動は記憶しにくいと言えます。

 

 

 

<人は正しく性格を判断できないときがある>

人は、相手の事を十分に観察できてれば相手の性格を正しく判断することができるのでしょうか。実は、あらかじめ何らかの情報(例えば、あの人は内気だ)がある場合はその情報が観察する人物の行動に影響を与えてしまうことがあります。

 

 

こんな実験があります。(Kelley、1,950)ある大学の講義で、教授の代わりに別の講師が授業をすることを大学生は事前に説明されます。

 

そして大学生にはその講師のプロフィールが渡されるのですが、半数にはばれないよう2種類のプロフィールが渡されます。

 

片方にはその講師が「温かい」性格と書かれ、もう片方には「冷たい」と書かれ、それ以外の項目は同じでした。

 

講義終了後、学生が講師の印象を回答したところ、「温かい」と書かれたプロフィールを受け取った学生は「冷たい」と書かれたプロフィールを受け取った学生に比べて講師の印象を好ましく感じていた。

 

同じ講義を受けたのにもかかわらず、最初にもらった情報によって印象が大きく異なってしまったということになります。

 

 

人の行動は、人によって解釈が違うってことです。例えば、講師の固い話し方を見て、

「緊張している」と思う人もいれば、「冷たい人」と思う場合もあります。

 

なので、「あの人はA型だから几帳面なのではないか」と思ってその人の行動を見ると、その人の行動が几帳面に見えてきてしまうということになります。

 

そして、「やはりA型だから几帳面な人だ」と考えてしまうのです。

 

 

 

 

このようにして、人は自分の考えに一致する事柄に合うと自分の考えを強力に支持する証拠を得たのように感じやすいのです。これを「確証バイアス」と言います。

 

 

この確証バイアスによって、人は血液型と性格の関連性を信じてしますのです。

 

 

これは血液型以外にも言えることで占いや迷信が当たっているように感じるのもこの確証バイアスが原因です。

 

 

 

いかがだったでしょうか。(正直、今一番はまってる心理学路線でブログ書きたい笑)