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<書評・ネタバレあり>山田悠介・僕はロボットごしの君に恋をする

最近小説を読む機会も増えてきたので、ふと小説コーナーに立ち寄って見つけたのが山田悠介4年ぶりの長編作品僕はロボットごしの君に恋をする

 

山田悠介と言えば、「リアル鬼ごっこ」「罰ゲーム」など、なんとなく中2臭い設定というか、ありそうでありえない設定のものが多いイメージ。あとグロ多め。

 

中学生の時、図書室の山田悠介作品、読み漁ってましたねえ。

 

そんなことを考えながら、かなり書店でも大きく紹介されていたので買ってみました。

 

正直まあまあの期待度だったんですけど、まあ久しぶりに面白かったですね。

 

と言うことで書評していきたいと思います。

 

 

(ネタバレを含みます)

 

(どうやらアニメ化もされてるみたいです)

www.youtube.com

 

 

 

あらすじ

舞台は2060年、3度目のオリンピック開催が迫る東京。

 

日本ではAIを使った人型ロボットが町のいたるところで見られるようになった。

 

AI研究所の大沢健(おおさわたける)は警備型ロボットを遠隔操作していた。

 

幼なじみの天野陽一郎(あまのよういちろう)によってオリンピックのスポンサーであるアテナ社の警備を担当させられ事になるのだが、そこには陽一郎の妹で、健が思いを寄せる咲(さき)が勤務していた。

 

タイトルのごとく、警備ロボットごしに咲と親しくなる健。

 

そんな中、オリンピックを標的にしたテロの脅威がアテナ社にも迫っていく・・・

 

果たして、健はテロを防ぎ、咲を守ることはできるのか。

 

 

注 ここからはネタバレがあります。

 

 

ラストが衝撃的

 

正直言って、中盤くらいまでは、健がロボットを使って咲と仲良くなっていくだけですね。

 

本の中盤で「なんかありがちなラブストーリーかなあ」と感じるほどですが、ラストがとにかく衝撃的。

 

なんと主人公の健が陽一郎によってつくられたAIだったと判明するのです。

 

そうつまり、タイトルの「僕」ですらも「ロボット」

 

「ロボットはロボットごしの君に恋をする」

 

このシーンを読んだら誰もが「えええ」と言ってしまいそうなほど驚愕の展開が待っています。

 

と言うのも、健の感情描写がとにかくうまい。こんな感じの恋愛下手な男子めっちゃいそう。

 

読む側は完全に健を「人間」と思い込んだままラストシーンへと引きずり込まれていくと思います。

 

斬新ですね。最初は無機質だったロボットが人を好きになるとか、人がロボットに愛情を抱くとか、そういう感じのストーリーは割とありがちなんですけど。

 

健は最初から咲への思い全開ですからね。完全に人間だ思ってました。

 

 

また、なんで健が作られたのか、そこに秘められた思いがとにかく切ない。泣ける

 

最終的に健は初期化されて、咲とは成就しないところもまた何とも言えません。

 

 

まとめ

 

 ロボットがロボットが越しに人を好きなると言う、斬新なラストですが、それでも受け入れられるのが、山田悠介の凄いところだなあと感じました。

 

久しぶりに他の作品も見直してみようかな。

 

ではでは。